超貴重 ランエボ9MR RS ACDフルード交換で入庫頂きました。ジムカーナ仕様車で競技にしか使わないとのことで、まだ走行48000km、グッドコンディションの1台です。
実はこのお客様、ガレージHRSが都筑インターそばにある時からのお付き合い。ガレージ営業再開を知って連絡下さいました。長期休業で皆さんにご迷惑をかけてしまったのに、こうやってまた通って下さる方々が多くいらっしゃって、本当にありがたいです。
ACDフルード交換 ダイアグチェック
長い間フルード交換をされていなかったとのことで、プレクリーニング&全量交換コースをご依頼頂きました。競技車両なので、当然 性能重視。フルードは純正より耐熱性&耐久性に優れ、作動能力の高い高性能フルードを使います。
まずはダイアグチェック。んっ、Gセンサー(ヨコ固着)のコードが出てる。
オーナーさんに話を聞くと、少し前にACDランプが3つとも同時点灯したことがあって、いったんイグニッションを切って再始動したらチェックランプはつかなくなったらしい。ダイアグ消去して様子をみることに。
プレクリーニング ACDフルード全量交換
規定量の倍のフルードを用い、内部の汚れをクリーニングしながら劣化したフルードを全量交換し、その後エア抜きを行います。ポンプを駆動させて、フルードを流すのですが、エアばっかりでなかなかフルードが出てこない。これではACD本来の性能は発揮できず、だいぶタイムロスしていたと思います。
画像はプレクリーニング後のエア抜きモード。
念のため、再度ダイアグチェック。センサーエラーは消えているので、今回は経過観察ということで、もしまたACDチェックランプが点灯したらご来店頂くことにしました。
AYC ACDフルード交換
AYC ACDフルード、きちんとメンテナンスしてますか?
三菱の誇る電子制御4WD ランサーエボリューションに採用されているACD&AYCシステム。
性能をフルに引き出すためには油圧機構に使われているフルードの定期的な交換&エア抜きが必要ですが、その重要性を理解している人は思いのほか少なく、新車発売から10年以上経過しているにもかかわらず、AYC&ACDフルードのメンテナンスが放置されている車両も多く存在します。
交換作業には専用ツールと専門知識が必要で、基本的に三菱ディーラーと一部の専門店でのみの対応となっています。ランエボを知り尽くしたHRSなら、AYC&ACDフルード交換も安心です。
しばらく、フルード交換してないなぁって時は、ラインにエアが噛んで本来の性能を発揮できていないかもしれませんよ。