滋賀県から遠路はるばるご来店頂いたCT9A ランエボ8。カーボンクリーン、スラッジクリーン、AYC ACDフルード洗浄交換をご依頼頂きました。
ビルシュタイン カーボンクリーン エンジン洗浄
長く走れば走るほど インジェクター、バルブ、燃焼室 ピストン、O2センサーなど、エンジン内部にカーボンやスラッジ等が蓄積されます。カーボンクリーンは専用のマシンを燃料ラインに接続、洗浄剤を混ぜたガソリンを循環しながらアイドリング、エンジン内部のカーボン・スラッジを強力に除去します。
標準の洗浄時間は20分ですが、ガレージHRSでは標準の倍 40分かけて洗浄効果を高めています。距離を走った車両には効果絶大、洗浄中からみるみるエンジンの調子がよくなっていきます。
カーボンクリーンでエンジン性能が回復する仕組み
各部に溜まったスラッジは、インジェクターの霧化性能を悪化、バルブまわりの通気効率を下げ、燃焼室やピストンのカーボンは異常燃焼の原因になります。O2センサーの汚れはエンジン制御に悪影響を及ぼします。これらが原因で、気筒間の燃焼状態にばらつきが起きたり、燃焼効率が下がり、エンジン振動増加、パワーダウン、燃費悪化等を引き起こします。
ビルシュタイン カーボンクリーン エンジン洗浄は、エンジン内部に蓄積したカーボンを強力に除去するので、気筒間の燃焼状態のばらつきがなくなり、燃焼状態が改善、エンジンのコンディションがリフレッシュされるのです。
ビルシュタイン スラッジクリーン エンジン洗浄
続いて、スラッジクリーン エンジン洗浄。クランクシャフト、ピストン、コンロッド、エンジンヘッド、カムシャフト等、オイル流路のスラッジや汚れをエンジンを分解せずに除去・洗浄し、エンジンコンディションを回復します。
マシン本体には1μ(ミクロン)と3μ(ミクロン) 2つの高性能フィルターが設置され、、浮遊した汚れ等が再循環してオイルポンプを痛めたり、ストレーナーが詰まってしまうこともありません。
通常のフィルターでは取り除けない微細な汚れも除去する 1μ(ミクロン)の超高性能をフィルター。
洗浄後のフィルターはこの通り。通常のオイルフィルターではこの汚れが除去できず、エンジン内を循環していると考えると、スラッジクリーンの有用性を理解して頂けるのではないでしょうか。
レッドライン エンジンオイルを5本使用。スラッジクリーンはバキュームで廃油をしっかり抜き取るほか、作業後はオイルクーラーラインも外して残ったオイルを抜き取るので、通常のオイル交換より10~20%程度多めにオイルを使います。
レベルゲージにつくオイルもこんなにキレイ。
AYC ACDフルード交換
AYC ACDフルード交換もご依頼頂きましたが、ACDランプが3つとも点灯してしまってます(いわゆるチェックランプ点灯です)
診断機をつないで、ダイアグチェックするとポンプ故障。念のため、ポンプ駆動テストをかけてもポンプは動きません。残念ながらハイドロポンプお亡くなりで、ポンプの値段を調べてみると22万円、工賃等も含めると30万円弱の出費になってしまいます。
電子制御4WDのかなめ、AYC ACDポンプ、長く使われると壊れるのはわかってるので、三菱さんリビルドポンプを設定してくれないかなぁ。
滋賀県 K様 ランエボ8
ランエボ カーボンクリーン スラッジクリーン 2017年9月
昨日はありがとうございました。
帰りの走行でも体感できるぐらい、吹け上がりや加速の改善が見られました!ここまで体感出来るとは思っていなかったのでとても感動しています。
ACDの件は残念でしたが、コツコツ付き合っていきます。
距離があるので、なかなか行けませんが大きな作業の際はまたご相談させていただきたいです。
また、よろしくお願い致します。