HRS創業以来、長年ご愛顧を頂いたガソリン添加剤 NAPRO の国内供給がいよいよストップしてしまうことになりました(悲 供給元の協力により 少数ですが、ナプロを確保できました。今回、入荷分がなくなり次第、取り扱い終了となり さいごのチャンスとなります。
ナプロ ガソリン添加剤 誕生のルーツ 「ジェネシスを追え」
僕がガソリン添加剤ナプロと出会ったのは今から40年位前。 純正車ではインジェクションが採用されたりターボ車も出はじめていたが、 チューニングと言えばまだソレ・タコ・デュアルってな具合でスポーツキャブレターが主流。 エンジンECUはブラックBOXだった。※ナプロ画像はHRS創業当時のものです。現在のパッケージとは異なります
愛車はブーストアップ仕様。でも現代とくらべると超おおざっぱ。機械式VVCや、 通称 金魚鉢ブーストアップって呼ばれたマル秘?アイテム(笑 でちょいちょいといじるだけ。 もちろんECUチューンなんて無し。純正セッティングは燃調が濃いからブーストあげても 大丈夫、ってなノリ。現代のチューニングから考えると笑っちゃうようなことが当たり前。それから何台も車を乗り継ぎ、愛車がかわってもナプロはずっと使い続けた。
ターボ車の大敵、ノッキング。当時、選択肢はほとんどなく、添加剤でごまかすか、 一部の進んだ人はウォーターインジェクションを使っていた。添加剤も玉石混淆 いろんな製品が出回っていたが、NAPROは顕著に効果が現れた。 ブーストアップは麻薬のようなもので、ブーストをコンマ1あげるだけで速さは段違い。 ここ一番での勝負時にはついつい高めのブーストにしてしまうのは人情。チリチリチリ、 そのままではノッキングしてしまうようなブーストでもNAPROを入れるとノッキングが 収まりパワフルになった。マジックインキみたいな細長い缶の液体はまさに魔法の1本。 ナプロによるオクタン価向上効果は公称2~3ポイントと言われているが、 実際にはもっとあがっているように思う。
NAPRO、SuperNAPRO、NAPRO GX-POWER&RACING。ナプロは性能進化を繰り返し、 一時は国内代理店の活動休止のピンチも乗り越えながらもロングセラーとして マーケットに残ってきた。生まれてはあっという間に消えていく商品が多い中、 この事はナプロの持つ実力が世の中に受けいられたからではないだろうか。
さてこのNAPRO、そのルーツは第二次世界大戦前までさかのぼる。当時、石油資源が 不足していたドイツで石炭液化事業(作戦名ジェネシス)として開発が進められた。 大戦終了後その技術はアメリカに渡り、更なる研究開発を経てナプロができあがったそうだ。 この話はのちに小説化され、「ジェネシスを追え」(マーロンブランド主演)という 邦題で映画にもなっている。もしかしたら大戦中のドイツ戦闘機にもNAPROの技術が 生かされていたのだろうか? たかがガソリン添加剤ではあるが、調べてみると いろいろなうんちくがあって興味はつきない。
ナプロ燃料添加剤 オクタン価向上、カーボン除去、燃焼効率向上、ガソリン成分安定、 不燃物溶解除去の効果があり、 アクセルレスポンス、トルク、馬力、最高速度など 全領域において ファミリーカーからスポーツカーまで車種問わずガソリンエンジン性能を最大限に引き出します。
もともとチューニング系用途としてのパワーアップやノッキング防止効果に加え、ガソリン価格高騰の影響もあって、 燃焼効率改善・燃費向上や、直噴エンジンのカーボン落としやコンディション維持を目的に皆さんも一度試してみてはいかがでしょうか?