NAロードスターレストアサービス

マツダからNAロードスター レストアサービスが発表されました。新車発売から28年が経過する初代ロードスターのレストアや、当時のパーツを復刻をするというもの。

NA ROADSRER RESTORE

あなたとNAの絆がさらに深まりますように。

「一生、ずっと乗るつもりです。」

デビューから28年が経過した現在でも、
NAロードスターには、笑顔でこう話すファンが大勢います。

これから先もベストコンディションで乗り続けていただくために。
過去と現在、そして未来をつなぐ架け橋となるように。

いま私達は、ロードスターという文化を未来に紡ぐ準備を進めています。

ホンダのNSXリフレッシュプランなど自動車メーカーが自ら、こういうサービスを手掛けるのはとても良い流れですね。しかもマツダ自動車は、一時の思いつきでこういったサービスを始めたのではなく、ロードスター開発のコンセプト時から長期的なビジョンを策定していたのです。

さかのぼれば、有志による非公式のプロジェクトからスタートしたロードスター。日本の自動車メーカーが4年サイクルでの新車を生み出すのが一般的であった時代に、マツダは10年、20年先を見据えて長期的な視野でロードスターを育て、ユーザーと向き合ってきています。

ただ販売台数を伸ばすだけのマーケティングではなく、当時 国産唯一のライトウェイト2シータースポーツを持つ喜びやドライビングの楽しさ、カスタマイズの楽しさを自動車メーカーが考え、長いモデルサイクルの中で改良を積み重ね、モデルチェンジ後も補修パーツやカスタマイズパーツの供給を続け、10周年、20周年の節目には記念イベントを開催し、30周年を前に今回のレストアサービスの発表、長い年月をかけてオーナーと一緒になって育んできたマツダの姿勢は評価に値すると思います。

こういった取り組みをすべてのクルマに当てはめるのは難しいですが、日本には後世に残すべき名車、特別な車がたくさんあります。GT-R、NSX、S2000、MR2、ランエボ、インプレッサ、RX-7・・・、数え上げていったらキリがありません。ただの移動手段だけでなく趣味性が高く、魅力的な個性を持つ名車たち。過去の名車を後世に残し、ユーザーが長い期間楽しめるようにメーカーがサポートしていく。自動車メーカー各社にもこういった流れが広がっていくといいなぁ。