本日は、ホンダn-oneの加速時のぼこつき、アイドリング不調、エンジンストールの症状を改善するため、プラグとコイルの交換です。
高速道路の合流で失速しそのままエンジンが止まってしまったらしく、思い当たるいくつかの原因の中で一番可能性として高かった点火系の異常。
このお車、当初のオイル管理が非常に悪くブロー寸前になり一度入庫経験がある車。そして、納車してから一度もプラグを交換していなかったらしく、取り敢えず点火系の様子を見てみました。このお車はエンジンの上にエアクリーナーボックスがある為、ボックスを外してヘッドカバーにアクセスします。
コイルを外しプラグを見てみると、だいぶ煤がついておりかなり焼けてるようにみえます。そして、コイルも色褪せており、共に相応の劣化が見られますので、両方とも新品に交換します。
新品と見比べるとよくわかりますが、プラグの端子部分がかなり汚れています。コイルも新品は真黒に対して既存のもはグレーぽく色褪せが目立ちます。点火系の部品なので、高電圧、高温にさらされる部品なので気にしてあげたほうがいい所ですね。
エンジン始動不良、失速、燃費が悪くなってきたなどの症状があるときは上記の部分を目視で確認してあげるといいですね。
そして交換後、試走してみると普通に走れるくらいには良くはなりましたが完治とまではいかず。エアクリーナーも使える程度に綺麗だったので、思い当たる節がなく、もう一度全て外し次は各気筒の圧縮比を調べてみました。特に異常な数値は出なかったので、少し悩みましたが、オイル管理が悪く一度エンジンの調子を損ねているので、もしかしたら燃焼室(内燃機関)にも影響を及ぼしている可能性があるので、暫く様子を見ていただいて、またどんどん酷くなるようであれば当社自慢のカーボンクリーンをやってみることになりそうですね。
日頃のオイル交換や、たまにはあの部品見てみるか~などといったこまめなメンテナンスが大事だと再確認できました。