ランエボ、インプレッサなども新車から20年が経過して 過走行と言うか 20万kmを超えるような車両では 駆動系がだいぶくたびれてOH時期がだったりすると、さしもの超高性能スペックオイルでも、シフトフィールがわるかったり、デフからチャタリング音が出てしまったり・・・・・
エンジンオイル編でも書きましたが、本来これは機械的な問題なので、オイルのせいではないのですが、ことクルマに関することになると凝り性で完璧を求めてしまう自分は、これらをなんとかしたくて、またリンクアドバンスの深津社長に無理を言って、絡みつき特性(専門的には非ニュートン系と言い、超高性能ギヤオイルの代名詞 オメガ690などで使われている技術です)付加した製品改良を施しました
この効果は絶大、下記の動画の様にギヤにオイルが絡みつき、強力にギヤを保護。 シフトフィールの改善、LSDのチャタリング音を抑えたり、駆動系のライフを伸ばしOHサイクルを長くしたりと、ギヤオイルに求められる特性を高い次元でバランスさせています
OHの必要な末期のミッションでも、あと数万kmは延命して使えるほどと言ったら、その高性能が伝わるでしょうか?
さらに深津社長から紹介されたのは、マニュアルトランスミッション用添加剤 STM(エスティーエム)
こちらは激しいスポーツ走行時などのシフトフィール安定・向上・耐熱性能向上を目的に開発されたもので、シンクロが傷んでしまったミッションでもシフトフィールが改善したり、LSDのイニシャルトルク調整効果剤として使えます
試してみるとたしかに効果は大きく、シフトフィールがわるく、がりがりいってたミッションでも、ぬるっとしっかり潤滑されてるなぁと感じます。表現が難しいのだけどクッション性が改善されたフィールでギアがすこすこ入るようになります。どうやらモリブデン系の成分が含まれているようで、黒い外観でさわってみるとまさにモリブデンっ!って感触です
自分のこれまでの知識ですと、モリブデン系は即効性があり効き目はありますが、過酷な極圧箇所で使う場合 ライフが短い印象がありましたが、この製品はそもそも過酷な環境下で稼働する産業用機械の耐久性を伸ばす目的で開発された特殊なモリブデンが使われていて数年単位のライフを誇るアイテムとのこと(確か毎年点検・整備が必要な設備で使用され、5年間もの間 使い続けることができる 信頼と実績を持つと言っていたはず)
自分の先入観というか、思い込みで、モリブデン系はオイルが黒くなってしまうので、他店で交換作業の時にオイルが傷んで真っ黒になってますって言われそうだなぁなんて懸念したのですが、これもエンジンオイルの記事と同じく、お客様ひとりひとり、1台1台のクルマの状況にあわせて処方をかえる方式で使うようにしていますので、オイル交換 ご用命の際は愛車のコンディションについて事前に教えてください
エンジンオイルもギヤオイルも自分のこだわりがしっかり詰まった超高性能 HRS ProSPECオイルシリーズは、大切な愛車のコンディションを維持し、クルマの潜在能力をフルに引き出します。
ランエボはもとより、いろいろと弱点を抱えている、水平対向エンジンのメタルや、GC8から最新モデルのZD8型まで連綿と引き継いでしまってる繊細なミッションも、強靭な油膜と高い潤滑性能で過酷な環境から保護してくれます
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