走行距離も増え、お客様よりブレーキキャリパー オーバーホールとブレーキパッド交換のご依頼です。
現状の確認:
取り外した、フロントブレーキキャリパーです。汚れと、ピストン部に錆がみられます。
ブレーキキャリパーからピストンを外してみると、ピストン摺動部はグリス類の汚れ。摺動部以外は錆が出ています。
ブレーキキャリパー、ピストン洗浄。摺動部の錆も若干ありましたがブラシで取れる状況。シリンダー、ピストン部も錆びていますが 錆の巣はなく、使用可と判断します。
洗浄後の確認:
キャリパーシリンダーとピストン摺動部が見違えるほど綺麗になりました。
ブレーキキャリパーのシール、ダストブーツ交換し組付けし、ブレーキフルードのエアー抜きして完了。リヤキャリパーも同様に作業します。
この車両のオーナー様はメンテナンスをこまめにして頂いていますが、ブレーキフルードに吸収された水分の影響で内部が錆びてしまうことがあります。街乗りメインの普段使いの場合も、2年の車検ごとにはフルード交換を考えるとよいですね。
ブレーキフルード、いつ換えたっけ?って場合は、はやめにHRSまでご相談ください。 また 走行距離が多くなった車両、ブレーキ踏込み時に違和感がある車両は、早めのブレーキキャリパーオーバーホールもおすすめ致します。