賛否両論マイクロロン

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昔からオイル添加剤というと怪しげでうさん臭くいイメージがあって、マイクロロンに関しても、カーマニアを中心に効く、効かないと論争になっていて諸説紛々。このコーナーでは賛否両論のマイクロロンについて考えてみたいと思います。

マイクロロンの有効性について by ひら@HRS

マイクロロンのエンジントリートメントと出合ったのは、1983年のこと。国産車1500ccエンジン初のターボ車となったサニーターボに使用しました。そして結果が良かったことから、その後も車がかわっても使い続けてます。

●これまでの車歴
B11 サニーターボ→BFMP ファミリアアンフィニ→BFMR ファミリアGT-Ae →ケーターハムスーパーセヴン コスワースBDRスペシャル→・CE9A ランエボ3 GSR →BFMR ファミリアGT-X→・CN9A ランエボ4 RS

自分自身で確認・体感した効果は

  • フリクションの低減(エンジンレスポンスの向上とエンジンノイズの低減)
  • 高回転域でのパワーの落ち込み防止 等々です。

→私のエボ4は高回転域までモーターのようにスムーズに吹け上がります。またパワーチェックのグラフをみるとレッドゾーンまでパワーの落ち込みがなく直線的にパワーがでてます。 これらはマイクロロンのフリクション低減によるところが大きいと考えられます。

極めつけは元の愛車ケーターハムスーパーセヴンBDRsplで、オイル系統のトラブルによりオイル無し140km/hオーバーでの高速走行を経験しました!

→普通、この状態だとエンジンなどまともにまわるはずもなくすぐ異常に気がつくはずですが、なんとマイクロロン処理を施した愛機BDRは快調そのもの。 結局、自宅の金沢文庫から横浜横須賀道路、首都高速を140km/hオーバーで走ってしまいました。 その間、水温が上がるわけでもなく、エンジンが不調になるわけでもなく普通にエンジンがまわっていたのは今考えても驚きです。

ただこのまま無事済むはずもなく、30km程走った首都高の路上でエンジン停止。さすがのマイクロロン皮膜も、オイルなし・高負荷運転では持たなかったようです。

その後エンジンを開けてみるとコンロッドのメタルの一部が焼き付いていましたが、そのほかの部分はぴかぴかでとてもオイルなし走行をしたものとは思えない状態でした。

マイクロロンの効果を身をもって体験したわけですがもしはじめからエンジンが止まってくれたら、エンジンを壊すこともなかったかもと思うと複雑な気分です。

マイクロロンの効果 ~Microlon 10の特徴~

  • 一度の処理でオイル交換後も長期間(10数万キロ)効果が持続します。
  • ベストコンディションを維持し、エンジンの寿命を延ばします。
  • エンジン内部の摩擦を減らし部品の摩耗を防ぎます。
  • 始動がスムーズになり、ドライスタートによる摩耗を防ぎます。
  • エンジン騒音を防ぎ、回転を滑らかにします。
  • 圧縮力を増強させ、パワーアップします。
  • オーバーヒートを予防します。
  • 燃費が良くなり、排気ガスが浄化されます。
  • オイルの消費を減少させ、オイルの寿命を長持ちさせます。
  • 新しいエンジンには予防的に、古いエンジンには治療的に効果を発揮します。

マイクロロンの効果の懐疑的意見

エンジンの表面処理剤として定評のあるマイクロロンですが、懐疑的な意見もあります。

  • テフロンは極圧条件下では効果がない
  • エンジンが焼き付いた
  • 油圧が下がってしまった 等々です。

これらの意見も実は十分うなずけるものでありますので私なりに考察してみます。

1点目の極圧条件では効果がないというのは私もうなずけます。例のオイルなし走行でエンジンを焼き付かせたことからも、やはり過酷な条件ではマイクロロン皮膜ももたない様です。但しオイルがちゃんと潤滑している通常の使用では 長期間効果が持続しているものと思います。

(私のスーパーセヴンもマイクロロン処理をしたのち何度もオイル交換をしてからの出来事でした。

2、3点目についても思い当たる節があります。マイクロロンはテフロンを溶剤に溶かしたもののため注入直後はオイルが薄まりオイルの粘度が下がります。この溶剤でエンジン内部表面のカーボン等を溶かし洗浄した後、マイクロロン被膜が形成される仕組みとなってるそうです。また、溶剤は所定の距離を走れば熱で蒸発してしまいオイルの粘度も元に戻ります。

この粘度が落ちた状態でエンジンを高負荷で運転してしまうと最悪焼き付きも起こすように思います。このことは説明書にもしっかり書いてあり、注入直後は高回転・高負荷の運転は厳禁となってます。

以上のことから、使用方法を間違えなければエンジンに悪影響を与える状況にはならないと思います。

私もいろいろな車にマイクロロン処理をして、それこそジムカーナ・ヒルクライムレース・サーキット・峠道などをかなりハードに走ってきましたがSEVEN焼き付き事件を除きトラブルとは無縁でした。

ちまたでも効く・効かないと賛否両論のマイクロロンですが、上記の様な体験があるので とても良いと思ってます(特にエンジン用はおすすめです)

オイル添加剤に関するガレージHRSの見解

オイル添加剤の是非は昔からカーマニアの間で諸説紛々あって、ある意味 永遠のテーマだと言えます。オイル添加剤について否定的意見も多数ありますが、そもそも自動車用オイル自体が添加剤技術の結晶のような製品です。そして市販製品はコストの制約があり、効果があるとわかっている添加剤でもコストとの兼ね合いで使用されないケースも多く存在します。オイルなどの潤滑剤は日々進化して、新しい技術が生まれています。

過去には効果がない、余分なものは不要だと言われた潤滑・添加剤技術が、 たゆまない研究と技術改良・進化により、F1などのトップカテゴリーで当たり前のように使用される様になったり、自動車メーカーが純正採用されるようになっています。このことからも頭から添加剤を否定するのはナンセンスであり現実にそぐわないかもしれません。またその逆になんでも添加剤を盲信するのも考えものです。

オイル・ケミカルが脇役だった時代は終わり、今では重要なチューニングパーツのひとつになっているとガレージHRSは考えます。チューニング技術のこと、パーツのこと、オイルのこと、添加剤のこと、これらを良く理解した上で、コストパフォーマンスも含めた適材適所で 上手に利用していくのがよいのではないかと思います。

参考資料

マイクロロンオフィシャルサイト
マイクロロンの日本総代理店(株)協和興材が提供する、 マイクロロンオフィシャルサイトです。


添加剤の真実 のページ(マイクロロン他の添加剤のトラブルを報告してます)
添加剤に関してはまさに賛否両論あり、反対意見のひとつとして紹介します。上記HPの記述の中でレッドラインのことも出てますが、レッドラインは超流動性に優れるので15W50の粘度でも一般的な普通のオイルに較べると最初から柔らかく感じるでしょう。それをあたかもマイクロロンが原因にように記載しているのは少々乱暴な気がします。


ALPHA・リジット おすすめパーツ(マイクロロン)のページ
ジムカーナの世界では定評のあるアルファでもマイクロロンを推奨してます


車のエンジンオイルと添加剤のHP
オイルと添加剤に関する蘊蓄が熱く語られています。必見の価値有り
以上、マイクロロンに関する各種お話でした。

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